カテゴリー別アーカイブ: TeX

TeX, LaTeX 関連の記事

TeX Live 2018でWindows上のTeXworksが日本語を含むファイル名を扱えない話

タイトルの件である。(実際にはTeXworksは問題の核心に1ミリも関係しないので、TeXworksを使っていないあなたもこの記事を読み物として楽しむことができる。さあ読もう)

この記事を書いている6月現在、TeX Live Managerで最新版にアップデートすれば問題は解決するはずである。

この記事では、筆者がどのようにこの問題の原因を突き止めたか、順に書き連ねていく。なお、問題の発覚と原因究明は5月初めに行ったが、TeX Liveのアップデートで対策されるようになるのを待った結果記事の公開が6月になった(筆者がよくブログ記事を下書きのままほったらかしているのとは関係ない)続きを読む

TeXっぽいものを実装するにあたっての雑記

もしもそれがTeX言語を受理し、TeXのように動くのであれば、それは紛れもないクソである — 詠み人知らず

前回の記事に書いたようなLaTeX数式をMathMLに変換するやつを、自分で実装したい。そのためには、マクロの展開など、TeXの挙動を真似ることが必要である。

この記事では、TeXのようなものを作るにあたって感じるTeXのアレな点や、気になる拡張機能を挙げていきたい。

全体的に、TeXの重箱の隅のような話題をまとまりもなく書き連ねているので、読み物としてはよろしくないかもしれない。

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LaTeX数式 to MathML を考える

モチベーション

Web で数式を表示するための仕様として、 MathML というものがある。ただ、 MathML はブラウザーの対応がイマイチなので、もっぱら MathJax や KaTeX などの JavaScript で書かれた代替手段を使うことが多いだろう。しかし、 EPUB の場合は標準的な数式記述方法は MathML なので、 LaTeX 数式を MathML に変換する必要がある。

そこで、「LaTeXで記述された数式をMathMLに変換する」ことを考える。

(尤も、 Kindle は MathML に対応していなかったり、EPUBリーダーで多く採用されていると思われる WebKit 系のレンダリングエンジンでどれほどの見た目になるのかという問題がある。しかし、それらの問題はおいておく。)

この記事では LaTeX で書かれた単体の数式を対象とし、 LaTeX 文書をまるごと HTML+MathML に変換することはここでは扱わない。また、可換図式など、 MathML が扱っていなさそうな対象は扱わない。 続きを読む