廃線跡探訪:二塚の中越パルプ専用線(2020年6月)

地元、富山県の鉄道ネタを書いてみる。

富山県西部を走る城端じょうはな線の二塚ふたつか駅(高岡市)からは、近くの中越パルプ二塚工場へ専用線が伸びていた。残念ながらその役目は2015年ごろに終わってしまったが、その後どうなっているかを(2020年6月に)見に行った。

現役時代の写真(2015年撮影)

残念ながら、現役時代の専用線や貨物列車の写真はちゃんと撮っていなかった。地元なのに惜しいことをした。

ただ、自分のライブラリーを漁っていたら2015年2月に撮った城端線貨物列車の写真が出てきたので貼っておく。

2020年6月の様子

かつて貨物列車が止まっていた線路には草が生い茂っている。

跨線橋から見た図(南向き):

向かって右側が貨物駅だった部分だ。専用線は写真奥の踏切から左奥に伸びていた。

ちなみに、最近のローカル線にはありがちだが、マクラギの一部が真新しいコンクリートのものに置き換えられている。

踏切の周辺拡大図:

北側の図:

正面奥に見える建物は新高岡駅前に建ったビジネスホテルだ。よくみると新高岡駅の駅舎も見えている。

JR西日本はローカル線の駅にiPadを置いて運行情報を案内しているようだが、バッテリーが妊娠したようで画面が歪んでいる:

駅の入り口:

ホームの駅舎側にもかつて線路があったのだろうか:

城端線との分岐部にある踏切へ行ってみる。

次の踏切(?)跡へ向かう。道路で下水の工事をしていたようだ:

両側の線路を見てみる:

二塚駅側
中越パルプ側 (1)
中越パルプ側 (2)

ここからは道路と並行している。

カーブの先にはかつて「二塚踏切」交差点があった。

「二塚踏切」交差点にあった信号は撤去されている。

「二塚踏切」を過ぎるといよいよ中越パルプが近づいてくる。

事務所か何かの往来のための踏切がいくつかある。

「指差呼称でゼロ災 「踏切」安全確認ヨシ!」

再びカーブを曲がると中越パルプの入り口が見えてくる。

工場の中の線路はどうなっているのか。

線路は工場の中で途切れていた。

二塚の専用線は(2020年の時点では)比較的良い状態で残っていたが、工場の中は綺麗さっぱり、ということだろうか。

高岡市内には他にも何箇所か専用線があった(中越パルプ能町工場の専用線は2020年の時点でも現役のようだった)。この辺も2020年に探訪しているのでそのうち記事にしたい。


おまけ。二塚駅にあったカー・キャッチャー。

カー・キャッチャー

逸走車両を停止させるときは、カー・キャッチャーの左を左手、右を右手に持って走行し、図のように、トングが車両進入方向にフランジが軌間の内側になるように取付ける。


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