最近、「ものの等しさ」について思うところが何点かあるので書き殴っておく。
数学での「等しさ」
ものを数学的な議論に載せる上で、「等しさ」というのは基本的な概念だと思われる。扱う対象の「等しさ」について合意ができない人と数学的な議論はできない。
続きを読む最近、「ものの等しさ」について思うところが何点かあるので書き殴っておく。
ものを数学的な議論に載せる上で、「等しさ」というのは基本的な概念だと思われる。扱う対象の「等しさ」について合意ができない人と数学的な議論はできない。
続きを読む10月の最終週にAppleからMacの新製品が発表されました。前から「Apple M4搭載のMacが出たら買い替えたい」と考えていた私にとって、ついに出費の時が来たのです。
続きを読む星空というのは毎晩同じ姿を見せるわけではない。月は毎日動いていくし、日が経つと惑星も動いていく。たまにしか起きない天文現象もある。流星群、月食、(夜空ではないが)日食などだ。
人生の中で見ておきたい天文現象(というか天体)の一つが、彗星だ。百武彗星やヘール・ボップ彗星の現れた90年代は私はまだ物心がついていなかった。生きているうちに「大彗星」と呼ばれるものを見てみたいものだ。
そういうわけで、地球に接近する彗星の話題は(そこまで熱心でもないが)ある程度キャッチし、チャンスがあれば観測にチャレンジしたいと思っている。
ここ数年でもいくつか彗星がやってきた(というか、私が彗星の情報を追いかけるようになったのがこの数年のことかもしれない)。ネオワイズ彗星(2020年)、レナード彗星(2021年)、ZTF彗星(2023年)、ポン・ブルックス彗星(2024年)。いくつかは私も撮影にチャレンジしたが、ぼやっとした感じにしか写らなかった。「彗星」というからには立派な尾が写って欲しいものだ。私の技術や撮影タイミングが悪かったのかもしれないが……。
そして今年(2024年)の秋にやって来たのが紫金山・アトラス彗星だ。太陽に近づいて崩壊したかも?みたいな情報もあったが、無事に我々の前に姿を見せてくれた。
今回の彗星は9月下旬には明け方の空に、10月中旬には夕方の空に見える。深夜に起きて車を運転して東の空が開けた場所に行ったり、彗星を見るために双眼鏡を買ったり、なんやかんやあったが、ようやく彗星を視認できたのは5回目のチャレンジでのことだった。
続きを読む自宅のインターネット回線については前(2020年5月)に記事を書いた:
が、その後(2021年初頭)引っ越しをして、引越し先の集合住宅では無料のインターネットが使えるのでそれを使っていた。ただ、これは建物内の配線が謎で、最大100Mbpsしか出ない。IPv6も使えない。しかし、光回線を別に契約すると月に数千円かかること、実測で数十Mbpsは出るのでオンラインのビデオ会議にもそんなに支障はないことから、無料インターネットを使っていた。この辺の事情は今年の2月にも記事を書いた:
しかし、その時と比べると状況が変わった。
まず、勤め先から「在宅勤務手当」が出るようになった。月に数千円という程度で、光回線の料金を賄うのにぴったりである。
そして、NTT東のフレッツ光クロス(10Gbps回線)のエリアが広がって居住地をカバーするようになった。
さらに、携帯回線で使っているIIJmioのmio光も10Gbps回線に対応するようになった(9月4日から申込開始)。
これはもう「在宅勤務手当を使ってmio光で10Gbps回線を契約しろ」というお告げでは?(安さを目指すなら他の回線業者も調べてみるべきだったかもしれないが)
続きを読むHaskell界隈の一部で囁かれる都市伝説として、「Haskellで求人を出して集めた優秀な人材にPHPを書かせる」というものがありました。この都市伝説に実体はあるのでしょうか?
続きを読む本の諸々が一段落したので、最近はLaTeX処理自動化ツールClutTeXの開発を進めています。前(2023年11月)に計画を書いて以降の進捗を書きます。
続きを読む去る8月28日に、私が執筆に参加した「Binary Hacks Rebooted」が無事に発売されました。
「Binary Hacks Rebooted」はLinuxを前提に書かれたHackが多いです(特に前半)。しかし、読者の中にはMacを使っているという方も一定数いるのではないかと思います。というか、Macを使っている人にも読んでもらいたいです。
もちろん、Mac上でもDocker, multipass, QEMU等を使ってLinuxを動かせば、本の内容は再現できます。しかし、バイナリアンの気持ちとしては、マシンでネイティブに動いているOSを使ってHackしたいものではないでしょうか。少なくとも私はそうです。(まあMac上でネイティブにLinuxを入れるという手もありますが、それだと機材がMacである必要がないのでは?と私は思ってしまいます。)
また、x86-64 Linuxであれば本の内容がそのまま動くのは当たり前(※)なので、違う環境でどうなるか試行錯誤することによって圧倒的成長💪💪💪が見込まれます。(※と言いつつ、Linuxでもディストロによって、あるいはUbuntuであってもバージョンが違うと無変更で動くかはわからないわけですが。本に載っている実行例はUbuntu 22.04のものが多いと思います。)
というわけで、MacでmacOSを使ってBinary Hacks Rebootedの内容を試したいです。
続きを読む私はMacのトラックパッドが好きです。トラックパッドをノートパソコン(MacBook)だけではなくデスクトップでも使いたいと考えるのは自然な発想です。そういうユーザー向けに、AppleはMagic Trackpadという製品を販売しています。
2017年ごろの私はMacBook Pro (Late 2013)をメインで使っていましたが、自宅のデスクで使う時に外付けキーボードに加えて外付けトラックパッドがあると便利だと考え、Magic Trackpadを購入しました。
その後、2020年にMac miniを買ってからはMac miniに接続して使うようになりました。
続きを読むLunarMLを含む多くのStandard MLコンパイラーはStandard ML自身で記述されています。すでに動くStandard ML処理系があればSMLで書かれたコンパイラーを動かせますが、Standard ML処理系のない新しいプラットフォームでStandard MLコンパイラーを動かしたい場合はどうすればいいでしょうか?
続きを読む今月(2024年8月)末にオライリージャパンから出る「Binary Hacks Rebooted」という本の執筆に、著者の一人として参加しました。私は主に浮動小数点数周りの記事を執筆しました。
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