技術書典6に、ClutTeX(LaTeX文書処理自動化ツール)の本を出します

4月14日(日曜日)に池袋で開催される技術同人誌即売会「技術書典6」に、「だめぽラボ」としてサークル参加します。

技術書典6(公式サイト)

サークル詳細 | だめぽラボ | 技術書典 ←気になる方はサークルチェックリストに入れてください

サークル(だめぽラボ)としてのページ:https://lab.miz-ar.info/

日時と場所について

公式サイトより:

日時 2019/04/14 (日) 11:00〜17:00
場所 池袋サンシャインシティ2F 展示ホールD(文化会館ビル2F)
主催 TechBooster/達人出版会
一般参加は11時~13時のみ有料

https://techbookfest.org/event/tbf06

当サークルの配置は か15 です。

頒布物について

筆者が作っているLaTeX処理自動化ツール「ClutTeX」についての本を出します。

利用ガイドの他に、LaTeX処理の自動化に関する知見を詰め込んでいます(第3章)。そのため、単なるマニュアル以上の価値があるかと思います。

この他、既刊「代数的数を作る 根と因数分解のアルゴリズム」のダウンロードカードも販売します(紙の本は販売しません。紙の本は見本として置きます)。なお、既刊は BOOTH でも購入可能です: https://damepo-lab.booth.pm/items/1051034

さらに、新刊または既刊をお買い上げの方に、「だめぽラボステッカー」を配布します!今回の技術書典で購入してくださった方のほか、過去に技術書典またはBOOTHで既刊をお買い上げくださった方も対象です。その際はその旨をお伝えください(感想もあれば嬉しいです)。

最速のフィボナッチ数計算を考える

Qiitaにこういう記事を書いた:

Haskellでフィボナッチ数列 〜Haskellで非実用的なコードを書いて悦に入るのはやめろ〜

↑の記事ではメモ化しない計算法が遅いこと、Haskellには遅延評価の罠があって正格にすると早くなること、「n番目のフィボナッチ数」をピンポイントで計算する場合は(行列またはQ(√5)の)冪乗を使う方法が早いこと、一般項(ビネの公式)をその辺の浮動小数点数で計算するのは使い物にならないこと、などを述べた。

まあ、「Haskellでは fib 0 = 0; fib 1 = 1; fib n = fib (n-1) + fib (n-2) でフィボナッチ数が計算できます!」に対する注意喚起としてはこれで十分すぎる内容なのだが、「n番目のフィボナッチ数をピンポイントで計算する方法」についてはもっと深掘りできる。

この記事では、数学的な考察も交えて、「n番目のフィボナッチ数をピンポイントで計算する方法」をより高速化してみたい。(計算量としてはどっちみち O(log n) くらいなのだが、定数倍の部分で高速化する)

なお、記事タイトルには「最速の」と書いたが、この記事で紹介するアルゴリズムが最速だと主張するわけではない(筆者の知らない、もっと早いアルゴリズムが存在するかもしれない)。 続きを読む

冬キャンと曇り空、ときどき流れ星

12月の天文現象といえば、中旬に極大を迎えるふたご座流星群だ。見たい。しかし東京では空が明るすぎる。空が暗いところで見たい。

車があれば荷物を載せて好きなところに移動できる(し、車中泊だってできる)が、一人ではコスパが悪い。公共交通機関で移動し、キャンプして星を見よう。

どこに行くか。この時期、内陸部(山梨や長野)は寒そうだ。筆者が冬にキャンプをするのは初めてなので、あまり寒いのは避けたい。太平洋に面した海沿いならまだ暖かいだろうか。東京からほど近くて海沿いで空が暗そう、となると伊豆か房総か。

房総は公共交通機関でのアクセスに便利そうなキャンプ場があまり見つからなかった。一方、伊豆は初めての冬キャンプにはちょっと遠いような気がした。

では、箱根はどうか。調べてみると、湖のそばに良さそうなキャンプ場があるようだ:芦ノ湖キャンプ村

芦ノ湖キャンプ村は、オフシーズンの平日はテントサイト1泊1000円とリーズナブルで、また、この時期は利用客が少ないので予約なしでも大丈夫そうだ。

星を見ることに関しては、小田原や沼津の市街地にやや近い(光害があるかも)ことが不安要素だが、そこそこの星空は期待できるだろう。 続きを読む

圏論の入門書(2018年版)

以前(2014年ごろ)このブログに「圏論の本」という記事を書いたが、あれ以降いろいろな本が出てきたようだ。特に、和書が増えた。

というわけで、この記事では2018年時点で手に入る圏論の本を独断と偏見で紹介する。ここで紹介するのは入門書、和書が中心となり、より専門的な話題に特化した本は省く。

圏論の入門書と一口に言っても、書き方や内容は著者によって様々である。読者にも代数学をやりたい人、プログラミングやロジックをやりたい人、色々いるだろうが、読者のバックグラウンドや興味の方向によって読むべき本は変わる。

読者が適切な本を選択する為に、この記事が(十分なガイドとまではならなくとも)なんらかのヒントを提供できれば幸いである。

適宜、Web上で他の方が書いた書評にリンクを貼る。 続きを読む

LuaLaTeXでダウンロードカードを作った話

この記事は、TeX & LaTeX Advent Calendar 2018 の 15日目の記事です(遅くなってすみません)。

技術書典5で電子版を配布するのに利用したダウンロードカード(電子書籍をダウンロードするためのURLとシリアルコードが記載された紙)の話をします。技術書典の原稿執筆でやったことの全体像については、 同人誌「代数的数を作る」ができるまで/PandocとかLaTeXの話 を参照してください。 続きを読む