登山道具:ヘッドライトと登山靴

新しい季節がやってきたので、また山に行きたい。

私の登山道具は大学に入った12年前に揃えたものが多く、一部はすでに買い替えたりしているが、12年前から使っているものの中には不調が来ていて対策が必要なものもある。

不調が来ているものの一つがヘッドライト(ヘッドランプ、ヘッデン)だ。LEDの電池式なので本体は問題ないのだが、ベルトの部分のゴムがネバネバになってきており、使いづらくなっていた。

ところでヘッドライトは登山道具の中では地味だが、トップクラスに重要なものの一つだと思う。日帰りハイキングでも忘れてはいけない。

「山を渡る」という漫画には「新入部員がヘッドライトを持たずに遅い時間に山に行ってしまう」というエピソードがある(2巻)。彼女らを待ち受ける結末(オチ)は漫画を読んで欲しいが、ヘッドライトは「三種の神器」に数えたくなるくらい重要なのだ。

まあヘッドライトがあれば真夜中でも行動できるというわけでもないけどね(照らせる範囲には限度があるので昼間よりも心細い)。明け方のヘッデン行動はいいが夕暮れにヘッデン行動する事態は避けたいものだ。

閑話休題。

アウトドア用品店で同じようなヘッドライト(電池交換式、赤色可)を探したら3000円くらいだった。(最近はUSB充電するものもあるようだが、充電式電池はいずれ劣化するのであまり使いたいとは思わない。)

が、しかし。ベルトがダメになったならベルトを交換すればいいのでは?と思ってしまって、買わずに帰ってきた。百均とかで適合するゴムベルトを買って縫い付ければ安上がりなのでは?と。

というわけで、百均で幅20mmのゴムベルトを買ってきた。

これを

こうして

こうして

こうじゃ:

というわけでベルトが新しくなった。

替えてから思ったが、百均のゴムベルトだし使っているうちに伸びてしまうかもしれない。一応長さは調整できるので多少伸びても大丈夫かもしれないが、まあダメになったらまた替えればいいだろう。

今回は修理という形になったが、新しいヘッドライトを買ってSNSでmy new gear…して承認欲求モンスターするのも良かったかもしれない(フラグ)。


(ベルトが)新しくなったヘッデンを持って早速ハイキングに出かけた。しかし問題発生。踵が痛い。

靴を脱いで確認すると、登山靴の踵に当たる部分にある継ぎ目が破けてしまったようだ。

踵に包帯を巻いて応急措置とし、ルートの途中までは行ってみたが、結局包帯もずれてきてしまってダメだった。登り始めてから2時間も経っていないが、撤退することにする。

問題が発覚したのがテント泊縦走とかじゃなくて良かったと思うことにしよう。

この登山靴は12年前に買ったもので、ソールは一回替えている。しかし時間の経過は残酷なもので、去年か一昨年だったと思うが、靴紐を引っ掛ける金具が一部取れてしまっていた(去年山に登った時は追加の紐を使って対策していた)。その上、内部の継ぎ目が破れたとあっては、(頑張れば対策はできるかもしれないが)もはや寿命だろう。

なくなった金具
破けた部分

この靴で北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、それからあちこちの山に登ったのだと思うと感慨深い。それと同時に、「もっと頻繁に登山に行っても良かったのでは」という思いも芽生える。

そして今回新しく買った靴はこちら。

税込4万4千円也。

これからよろしく。