2023年もLunarMLの開発をゆるゆるとやっていきます。
前回の記事:
続きを読むこの記事では、私が数年前から作っているStandard ML処理系「LunarML」の今年の進捗を振り返ります。
これまでの進捗報告記事は以下です:
LunarMLの今年の目標に「REPLとインタープリターを実装する」というのがある。これまではLunarMLをLuaやJavaScriptをターゲットとするコンパイラーとして実装してきたけど、
できると嬉しいよね、という話だ。(REPLを備えたStandard ML処理系は色々あるが、LunarMLとコンパチブルなREPLが欲しければ自分で作るしかない。)
つまりインタープリターだが、構文木を走査するインタープリターは遅そうだ。効率的な実行のためには、バイトコードとVMを設計したい。
バイトコードへのコンパイラーはSMLで、VM(ランタイム)はSMLによる実装とC言語による実装の両方を用意することをイメージしている。
C言語による実装を用意することで、高速な実行が期待できるだけではなく、「コンパイル済みバイトコード+C言語で書かれたランタイムによるbootstrap問題の解決」もできる。つまり、現状の「LunarMLを動かすためにはSMLコンパイラーが必要」という状態から「CコンパイラーまたはSMLコンパイラーがあればLunarMLが動く」という状態にできる。
ではバイトコードと抽象機械はどうやって設計するか?
続きを読む月刊LunarML進捗報告です。前回は
で、3月はHaskellの記事を書くのに忙しかったので休刊でした。
今月の進捗を一言で言うと、JavaScriptバックエンドの実装を進めました。
面白いと思った方はGitHubにスターをつけてください:
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