投稿者「mod_poppo」のアーカイブ

QuickCheckで競プロ用Haskellコードをデバッグする

競技プログラミングでは、提出したプログラムが誤答(WA)だった場合に「どのような入力について」答えを間違えたのか(参加者には)分からないことが多いです。

こういう場合はエスパーするなり眼力でソースコードをぐっと睨んだりするとバグが発見できる場合もありますが、初心者にはそういうのは難しいでしょう。

この記事では、HaskellのQuickCheckというライブラリーを使って、「ランダムにテストケースを生成して素朴な解と一致するか」を自動で検証させます。QuickCheckはテストに失敗した場合に「どういう入力例に対して失敗したか」も教えてくれるので、デバッグにも役立ちます。

この記事は筆者が先日YouTubeに上げた動画を文章で書き直したものです。動画で触れられなかった・触れるのを忘れていた補足説明みたいなものも若干含んでいます。この記事と動画、両方見ていただけると嬉しいです。

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自作キーボードキット(Cassette42)を組み立ててみた

ダイヤルのついた小型キーボード(マクロパッド)があったらある種のアプリケーションの操作に便利そうだな〜〜と日頃から思っていた(日頃からそういうアプリケーションを使っているというわけではない)。

遊舎工房で物色すると、ロータリーエンコーダーの載ったマクロパッド(のキット)はいくつかあった。

その中から、Casette42というやつを選んで買ってみた。ロータリーエンコーダーが2個あるのでお得感がある。

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M5Stackで赤外線リモコンの信号を表示させてみた

ちょっと赤外線リモコンの信号を読み取りたいな〜〜って思うこと、ありますよね。

というわけで、先日買ったM5Stack + IR unitで、簡易的なやつを作ってみました。パルスの幅を読み取れるわけでもなく、目で見て楽しむ以上の実用性はありません(ですが、「目で見て楽しい」のって大事ですよね!?)。

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Raspberry PiでI2C接続キャラクターディスプレイを制御する/CPU温度の表示

この間買ったRaspberry Piは基本的にヘッドレス運用(キーボードもディスプレイもつながない)をしている。

ただ、CPUの温度などの、安定動作に関わる情報はリアルタイムで確認できると良い。なので、小型のLCDを取り付けてそこに表示させてみることにした。

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Raspberry Pi 4を買った

最近、Raspberry Pi 3を自作HaskellライブラリーのAArch64での動作確認用に使っていた。だが何かとスペックが物足りないので、Raspberry Pi 4の最近新たに出たメモリ8GBモデルに環境を移行することにした。

色々あった結果、ラズパイ本体だけではなくストレージやOS(ディストリ)も変わった:

旧環境

  • Raspberry Pi 3 Model B (メモリ1GB)
  • /: microSD 16GB
  • OS: Ubuntu Server 18.04 LTS 64bit

新環境

  • Raspberry Pi 4 Model B (メモリ8GB)
  • /: USB接続SSD 250GB
  • OS: Ubuntu Server 20.04 LTS 64bit
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