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子供が生まれた/後進を育成すること

9月に子供が生まれました。出産に立ち会いましたが、妻にとっては文字通り命懸けで、感謝してもしきれません。父親として、妻と共に子育てを頑張っていきます。

今は育休をとって二人で世話をしています。職場では私はそれなりに重要なポジションなので、休むと他の人が頑張らないといけません。復帰した後は、迷惑をかけた分を挽回できるように頑張りたいところです。

それにしても、自分の子供というものは思った以上に可愛いものです。見ていて飽きません。穏やかに寝ていたら「寝る子は育つ!えらい!」、泣いていたら「赤ちゃんは泣くのが仕事!えらい!」、手足をバタバタ動かしていたら「筋トレだ!えらい!」、排泄をしたら「生命活動の証!えらい!」という具合です。親バカでしょうか。

この子がどんな大人に育つのか、その時の社会はどうなっているのか、わからないことだらけですが、少しでも良い未来になるようにできることをしたいです。


子供が生まれたことが象徴的ですが、自分の人生が「後進を育成する」段階に移りつつあることを感じます。もちろん、子供を育てていくには稼がないといけないので、自分自身もまだまだ挑戦を続けていく必要がありますが。

職場は若い人が多く、上司からは、彼らに私の技術を伝達することを期待されています。私が趣味の時間も注ぎ込んで獲得した技術をどうやって伝達すればいいのかはいまいちよくわかりませんが、なんとかやっていく必要があります。

また別の話ですが、趣味で貢献しているOSSプロジェクト(GHC)で、自分でやろうと思っていたタスクが経験の浅い人にアサインされた、ということがありました。自分でやればすぐ終わるのに、とは思いましたが、いいんです。新しい人に経験を積ませて戦力として育てればプロジェクトにとって長い目で見て得だろう、ということは私にもわかりますから。GHCに関して言うと、私はGHCにSIMDを実装することに取り組んでいますが、簡単なタスクはnewcomerのタグをつけて他の人に任せる、という手段も取っていくべきでしょう。

私としては、他の人に教えるということは性に合っていると思います。大学時代にやっていたサークルでは下の代に引き継ぎをする機会もありましたが、資料はそれなりに気合を入れて作っていた気がします。あるいは、大学院時代のTAもそれなりに頑張っていた気がします。普段書いている技術記事も、特定の読者を想定しているわけではありませんが、自分の知見を共有する行為です。

私は音声よりも文字媒体の方が得意です。会社での教育も資料を作るという形でやるべきなのでしょうか。それともペアプロ等を試すべきなのでしょうか。模索していきたいです。