拡張の必要性
私は現在、Standard ML処理系であるLunarMLを開発しています。しかし、Standard MLはほぼ進化の止まった言語です。一応Successor MLという取り組みがありますが、準拠を目指している処理系は多くはありません。
LunarMLが成功するためには、言語標準という枠に囚われずに「モダン」な機能を積極的に取り入れていくことが重要だと考えられます。つまり、拡張機能です。
Standard MLに足りない機能は何でしょうか。LunarMLにどんな拡張を入れれば、使いやすい言語になるでしょうか。
過去の記事ではすでにいくつか機能を挙げ、いくつかは実際に実装しました:
- 自作SML処理系進捗:Hello Lua!
- 十六進浮動小数点数リテラル…実装済み
- Unicodeエスケープシーケンス…実装済み
- 条件コンパイル
- LunarML進捗:signatureの実装に向けて
- 第一級モジュール
- LunarMLと継続
- 限定継続…実装済み
実装済みの拡張機能については以下に説明を書いています:
ここではもうちょっと色々アイディアを出してみます。
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