北陸の交通系ICカード事情 2017年5月

4月に、北陸におけるICOCAの利用範囲が拡大したので、連休に帰省したついでに見に行った。

※この記事で扱うのはJRと並行在来線におけるICOCAの話題であり、私鉄が導入している独自のICカードは取り扱わない

金沢駅(JR北陸本線&IRいしかわ鉄道線)

ICカードだけではなく、磁気券も使用可能なタイプの自動改札機が導入された。

実際に見てみると全く違和感がない。これまで自動改札がなかったことが信じられない。IRお客さまカウンター的なところでIRいしかわオリジナルデザインのICOCAを買える。2000円也。

オリジナルデザインICOCA。キミはもう手に入れたか?

あまり金沢駅を使わないので、自分の写真ライブラリを探しても自動改札機導入前の改札の様子を写した写真が見つからなかった。

西金沢駅(JR北陸本線)

(北陸鉄道の乗りつぶしのために訪れた)

簡易型IC改札機が導入された。

券売機はIC対応になっている。

新高岡駅(JR城端線)

簡易型IC改札機が導入された。

ICカードへのチャージは、簡易型券売機で行える。試したわけではないが、チャージ残額で紙の切符も買えると考えて良いだろうか。

新幹線利用で新高岡駅乗り換えで高岡駅に行く際に便利…と言いたいところだが、乗車駅から高岡駅まで通しの乗車券を発券できるわけで、新高岡駅〜高岡駅をICで乗る人がどれくらいいるのかは筆者にはよく分からない。

高岡駅(あいの風とやま鉄道)

1年ちょっと前からIC専用ゲート式改札機が導入されている。以前確認した限りでは、自動券売機ではICへのチャージはできず、また、券売機でICのチャージ残額を利用することもできない。ICカードへのチャージは専用のチャージ機で行う。(自動券売機が更新されることがあったらこの辺の事情も変わるかもしれない)

高岡駅の発車時刻案内板

ICとは関係ないが、改札の上空にある発車時刻案内板が、LED的なやつから液晶ディスプレイ的なやつに置き換わっていた。

『新旅客案内システム』によるお客様案内の充実について | あいの風とやま鉄道株式会社

以前の発車時刻案内板は3段あり、特急街道時代は良かったのだが、特急がなくなってからは3段も表示できる意味がなくなっていた。列車名を表示できるスペースも、幅を取るだけの無用の長物になっていた(厳密に言えば普通列車以外にライナー列車があるので、完全に無駄というわけではないのだが)。

新しい案内モニタの導入によって、スペースを有効活用できるようになったことが見て取れた。

特急街道だった頃の高岡駅(2015年2月27日撮影)

3セク化されて数ヶ月の高岡駅(2015年8月20日撮影)

IC専用のゲート式自動改札機が導入された高岡駅(2016年8月21日撮影)

案内モニタの設置された高岡駅(2017年5月4日撮影)

3セクになって、ゲート式自動改札が導入されて、ようやく落ち着いたかと思ったらまだこんな変化があるので、油断も隙もならない。継続的に追いかけていかねばならない。


北陸のICOCA周りのざっくりとした歴史

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